確定申告について 税務署に確定申告の相談をする方法 電話番号や必要な持ち物を解説 最終更新日: 2023/11/24   公開日: 2023/11/24

確定申告に慣れないうちは確定申告書に関する悩みや疑問を抱えることもあるでしょう。本記事では確定申告について税務署に相談をする方法や税務署以外に相談する方法について解説していきます。

確定申告に関する無料相談は税務署の窓口でできる

確定申告における不明点がある場合、税務署の窓口に相談するのが一般的です。確定申告には複雑で難しい部分がある他、個別の事情などもあるため分からないことがあれば窓口に相談するようにしましょう。

ただし、税務署の窓口は確定申告の締切日の前など混雑している時期もあります。長時間におよぶ待ち時間や後日再訪といった事態を回避するためにも、余裕をもって足を運ぶことをおすすめします。

税務署で確定申告の相談ができる時間帯

税務署で確定申告の相談ができる時間は原則として平日の8時30分から17時までとなっています。なお、土日祝については対応していません。

ただし、土日の相談対応を確定申告の時期など例外的に行っていることもあります。土日に相談したい場合は管轄の税務署に事前に確認するようにしてください。

参照:【税務署の開庁時間】|国税庁

税務署に確定申告の相談をする方法

前述のように、確定申告において不明点があれば税務署に相談できます。ここでは、確定申告の相談を税務署にする具体的な方法について解説していきます。

直接行って相談する

税務署に直接出向いて確定申告について相談する場合、管轄の税務署に予約が必要かどうか事前に確認するようにしてください。予約なしで行って相談にのってもらえるケースもありますが、事前予約がない場合は相談に対応できない税務署もあります。

税務署に足を運ぶのは手間ですが、各種書類を見せながら対面で相談できるため、回答をもっとも理解しやすい相談方法といえるでしょう。この後説明するチャットや電話では解決できなかった場合などにも対面での相談がおすすめです。

チャットボット「ふたば」に相談する

国税庁のホームページには「ふたば」という税務相談できるチャットボットがあります。ふたばはパソコンやスマートフォン、タブレットから利用でき、土日祝や夜間も対応しています。そのため、不明点があればその場で解決できます。

所得税や消費税、インボイス制度に関する相談に主に対応しています。比較的簡単な質問をしたい人や気軽に相談したい人にはチャットボットの利用がおすすめです。

参照:チャットボット(ふたば)に質問する|国税庁

国税局に電話で相談する

国税に関する相談は各国税局に設置されている国税局電話相談センターが対応しています。

電話相談で解決できれば税務署に直接出向く必要がない他、職員に直接無料で相談できるため不明点も解消しやすいです。

なお、電話相談では個人情報を伝える必要はありません。

地域ごとの国税局

国税局電話相談センターは地域ごとに管轄があります。

国税庁「税についての相談窓口」には各地域の電話番号が公表されていますので、該当地域の国税庁に電話してみてください。

なお、対応時間は平日の8:30~17:00となっています。土日祝は原則として対応していません。

参照:税についての相談窓口|国税庁

確定申告相談会に参加する

税務署は確定申告の相談会を年に何度かエリアごとに開催しています。相談会に参加すれば公式サイトなどを見ても解決しなかった問題などを対面で相談できます。

入場整理券の取得方法

確定申告相談会に参加するには入場整理券が必要な場合もあります。入場整理券は各会場で当日配布されるケースやLINEで事前に取得しておくケースがあります。

相談は17時まででも入場整理券の当日の配付は16時までですので、入場整理券の配布時間内に出向くようにしましょう。また、混在時などは入場整理券を受け取ったとしても、後日の来場(相談)となることもあります。

参照:【税務署の開庁時間】|国税庁

確定申告の相談で必要なもの

確定申告の相談をしに税務署に出向くにあたって必要な持ち物は相談内容によって異なります。必要なものを持参し忘れるとスムーズに相談できない事態や、相談してもその場で問題が解決しない事態にもなりかねないので注意してください。

確定申告の相談時には、一般的に以下のものを持参するようにしましょう。

・確定申告書
・通帳(※税金の還付に関する相談の場合など)
・売上や経費を記録した帳簿、もしくは決算書など(※個人事業主)
・源泉徴収票(※給与の収入がある場合のみ)
・医療費控除の領収書
・生命保険などの控除証明書
・ローン残高証明書などの住宅ローンに関する書類
・マイナンバーカード(※マイナンバーカードのコピー(両面)も可)

相談内容によって必要なものが異なりますので、お急ぎの場合や再度出向くのは控えたい方は相談内容を電話で伝えた上で、必要なものを事前に確認しておくのがおすすめです。

確定申告について、税務署以外に相談するには

確定申告についての相談は税務署以外にもできます。主な相談先として税理士、市区町村の役場、青色申告会・商工会議所が挙げられます。以下、それぞれの相談先について詳しく解説していきます。

税理士

税理士は税金の専門家であるため難易度の高い質問や特有の問題についても具体的、かつ的確に答えてくれます。また、相談時には状況に合わせたアドバイスをもらえることもあります。

確定申告の時期には税理士による無料相談会が開催されることもありますので、こうした機会を有効活用してみるのもよいでしょう。また、税務署が込み合っており対応に時間がかかる場合、税理士であればすぐに相談にのってもらえることもあります。

市区町村の役場

市区町村の役場の中には確定申告の相談を受け付けている役場もあります。ただし、確定申告や税務関係を専門としているわけではないため、個別の複雑な事情や難しい質問には対応しきれないこともあります。

市区町村の役場で解決しなかった場合、税理士や税務署に相談するという方法もあります。

青色申告会・商工会議所

確定申告の相談は青色申告会や商工会議所も受け付けています。

青色申告会は税務署単位に組織された納税者の団体です。ただし、この会に参加するには入会手続きや会費の支払いが必要であり、非会員の場合は対応してもらえません。

商工会議所とは商工業者などの団体で、各市において組織されていることが多いです。商工会議所は地域の個人事業主や中小企業の支援に積極的で、確定申告の時期には無料の相談会を開催することもあります。

経理業務を楽にするならINVOY

確定申告に向けた作業の中には請求書発行や支払いなども含まれます。こうした業務は手間に感じることも少なくない他、人的ミスが生じやすいものでもあります。

そこでおすすめできるのがINVOYの活用です。INVOYには「インボイス対応の請求書発行」や「請求書の自動作成予約」、「入出金明細CSVアップロード」といった経理業務の負担を軽減するための機能が多く搭載されています。

経理業務の一部を自動化することで不明点も減るため、確定申告をスムーズに進めていくことができます。

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まとめ

確定申告は複雑な作業であるため、慣れるまでは不明点や確認したい事項が生じることもあるでしょう。また、ミスがあった際や記入漏れがあった場合には再提出が必要になったり、場合によってはペナルティの対象になったりすることもあります。そのため、疑問に思ったことは自己流で行うのではなく、税務署に相談・確認するようにしましょう。

また、税務署への相談が難しい場合などは税理士への相談もおすすめです。税理士は税務のプロであるため難易度の高い問題も解決してくれる可能性が高いでしょう。

この記事の投稿者:

shimohigoshiyuta

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