会計の基礎知識

振込先を英語で伝えるには?海外送金を成功させる方法について解説

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振込先 英語

グローバル化が進む現代において、海外の取引先への請求、海外企業からの給与受け取り、あるいはフリーランスとして国外のクライアントから報酬を得るなど、海外とのお金のやり取りは特別なことではなくなりました。

しかし、いざ「振込先の情報を英語で教えてください」と依頼されたとき、自信を持って正確に伝えられるでしょうか。

「どの単語を使えばいいのか」「日本の住所や口座番号の書き方はこれで合っているのか」といった不安が、あなたのビジネスの可能性を少しでも妨げているとしたら、それは非常にもったいないことです。

この記事を読み終えたとき、あなたは海外送金に関するあらゆる不安から解放されているはずです。

国際的な金融機関が実際に使用する正確な専門用語から、そのまま使える英文メールのテンプレートまで、必要な知識がすべて手に入ります。海外の送金担当者が迷うことなく手続きを完了できる、情報リストをあなた自身で作成できるようになるでしょう。

難しく考える必要はありません。一つひとつの項目を丁寧に分解し、誰にでも実践できる具体的なステップで解説します。この記事は、あなたの海外との金融取引を、不安な作業から自信に満ちたスムーズな手続きへと変えることをお約束します。

目次

振込先を表す英語表現の基本と使い分け

日本語の「振込先」という便利な言葉には、残念ながらぴったり一致する英単語が一つだけ存在するわけではありません。しかし、状況に応じて最適な言葉を使い分けることで、相手にプロフェッショナルな印象を与え、意図を正確に伝えることができます。まずは、基本となる単語と表現のニュアンスを理解しましょう。

受取人を指す重要単語 Beneficiary, Payee, Recipient

海外送金の文脈では、誰がお金を受け取るのかを明確に示す単語がいくつかあります。これらは似ているようで、使われる場面が異なります。

Beneficiary(ベネフィシャリー)

銀行の公式な送金依頼書などで最も一般的に使われる、最もフォーマルな単語です。直訳すると「受益者」となり、その名の通り、送金によって金銭的な利益を受ける人や法人を指します。海外の銀行に提出する書類では、ほぼ間違いなくこの単語が「受取人」の意味で使われています。ビジネスの場面で、最も安全で正式な選択肢がこのBeneficiaryです。

Payee(ペイイー)

Payeeは、特に請求書(Invoice)や小切手など、支払いに関連する文脈で頻繁に使われる単語です。支払いを行う側をPayer(支払人)、受け取る側をPayee(受取人)と呼び、対で覚えると分かりやすいでしょう。商品やサービスの対価として支払いを受ける場面では、BeneficiaryよりもPayeeの方がしっくりくる場合があります。

Recipient(レシピエント)

Recipientは、お金に限らず、手紙や贈り物など、何かを受け取る人全般を指す、より一般的な言葉です。もちろん送金の受取人という意味でも使えますが、銀行取引の専門用語というよりは、日常会話に近いニュアンスを持ちます。

フォーマルな書類ではBeneficiaryを、一般的なコミュニケーションではRecipientを使うなど、場面に応じて使い分けると良いでしょう。

振込先情報を指す包括的な表現

個別の単語ではなく、「振込先に必要な情報一式」を指し示したい場合、より包括的な表現が役立ちます。これらは特にメールでのやり取りで非常に便利です。

Bank Details / Bank Account Information

「振込先の銀行情報」を教えてほしい、あるいは伝えたいときに最も自然で一般的に使われるフレーズです。Bank Detailsはやや簡潔な響きがあり、Bank Account Informationは少し丁寧な印象を与えます。どちらもビジネスメールで頻繁に使われ、口座番号、銀行名、支店名、SWIFTコードなど、送金に必要な情報一式を指す言葉として広く理解されています。

Transfer Destination / Bank account to be transferred into

これらは「振込先」を文字通りに訳した表現ですが、ネイティブスピーカーが使う標準的な言い方ではありません。意味は通じますが、やや不自然に聞こえる可能性があるため、ビジネスコミュニケーションではBank DetailsやBank Account Informationを使う方が無難です。

依頼・伝達に役立つ基本フレーズ

これらの単語や表現を実際の会話やメールで使うための簡単な例文を見てみましょう。

情報を依頼する場合(丁寧)

Could you please provide your bank details for the transfer?

(振込のために、銀行口座情報をいただけますでしょうか?)

情報を依頼する場合(標準)

Please tell me your bank account information.

(あなたの銀行口座情報を教えてください。)

情報を提供する場合

Please find my bank details below for your remittance.

(送金のための私の銀行口座情報は下記をご覧ください。)

海外送金の必須項目チェックリスト

海外送金の必須項目チェックリスト

海外から日本の銀行口座へ送金を受け取るためには、送金元の国の金融機関が要求する情報を、英語で正確に伝える必要があります。情報に一つでも誤りや不足があると、送金の遅延や組み戻し(返金)の原因となり、余計な手数料や手間が発生してしまいます。以下のチェックリストを使って、完璧な情報を用意しましょう。

受取人情報 (Beneficiary Information)

受取人、つまりあなた自身に関する情報です。本人確認の根幹となるため、一字一句正確であることが求められます。

受取人名 (Beneficiary Name)

銀行に登録している正式な英語名(またはローマ字表記)を記載します。個人であれば、パスポートと同じヘボン式ローマ字表記が一般的です。法人の場合は、銀行に届け出ている公式な英語社名を使用します。少しでも表記が異なると、銀行が本人確認ができず、送金を受け取れない可能性があります。

受取人住所 (Beneficiary Address)

現住所を英語の形式(日本語とは逆の順序)で正確に記載します。これも重要な本人確認情報の一部です。詳しい書き方は後のセクションで解説します。

受取銀行情報 (Beneficiary Bank Information)

あなたがお金を受け取る銀行口座の情報です。ここでの間違いは、お金が全く別の場所に送られてしまうリスクに繋がります。

銀行名 (Bank Name)

利用している銀行の公式な英語名称を伝えます。例えば、「三菱UFJ銀行」であればMUFG BANK, LTD.となります。各銀行のウェブサイトで必ず確認しましょう。

支店名 (Branch Name)

口座を開設した支店の英語名称です。ただし、銀行によっては、個人の支店名に関わらず、本店を指定するよう定めている場合があります。例えば、楽天銀行では、個人の口座支店がどこであれ、HEAD OFFICEと記載するよう指示されています。これは非常に重要な注意点です。

銀行住所 (Bank Address)

上記で指定した支店、または本店の住所を英語で記載します。これも銀行の公式サイトで確認できます。

口座番号 (Account Number)

海外の送金者が特に戸惑いやすいのが、この日本の口座番号の形式です。日本の銀行口座は通常、「店番号(Branch Code)3桁」と「口座番号(Account Number)7桁」で構成されています。

海外の送金フォームには口座番号の入力欄が一つしかないことが多いため、送金相手には「123-4567890」のように、店番号と口座番号をハイフンでつないだものを一つの口座番号として伝えるのが最も確実です。この点を明確に指示することが、送金エラーを防ぐ鍵となります。

国際送金の鍵 SWIFTコード (BICコード)

役割と重要性

SWIFTコード(スイフトコード)は、BIC(Bank Identifier Code)とも呼ばれ、国際送金における銀行の識別番号です。世界中の銀行がこのコードによって一意に識別されており、いわば「銀行の国際的な郵便番号」のような役割を果たします。

このコードがなければ、お金はどの銀行に送ればよいか分かりません。SWIFTコードの間違いは、送金失敗の最も一般的な原因の一つです。

8桁と11桁の違い

SWIFTコードは8桁または11桁の英数字で構成されます。8桁のコードはその銀行の本店を指し、11桁の場合は特定の支店まで識別できます。

送金元の銀行から11桁のコードを求められたものの、自分の銀行のコードが8桁しかない場合は、末尾に「XXX」を追加して11桁にするのが一般的なルールです。例えば、8桁のコードがBOTKJPJTであれば、BOTKJPJTXXXと伝えます。

国際送金コードの解説 SWIFT、IBAN、ABAの違い

海外送金の手続きを進めていると、SWIFTコード以外にもIBANやABAといった見慣れないコードの入力を求められることがあります。これらの違いを理解し、送金相手に的確な指示を出すことが、スムーズな取引の実現に不可欠です。

SWIFTコードとIBANコード

この二つのコードの役割は根本的に異なります。SWIFT/BICコードは、前述の通り「銀行そのもの」を識別するコードです。どの国の、どの銀行かを特定します。

一方、IBAN (International Bank Account Number) は、主にヨーロッパで採用されている統一規格で、「個人の特定口座」までを識別するコードです。国コード、銀行コード、支店コード、そして口座番号がすべて一つの文字列に含まれています。

なぜ日本の銀行にIBANはないのか

ここで最も重要な点は、日本の金融機関はIBANシステムを導入していないということです。したがって、日本の銀行口座で送金を受け取る際に、IBANは不要であり、存在しません。

しかし、ヨーロッパの送金者が利用する銀行のシステムでは、IBANの入力が必須項目になっていることがよくあります。その結果、送金者から「あなたのIBANを教えてください」と質問され、困惑するケースが後を絶ちません。これは、送金を受け取る側の問題ではなく、送金する側のシステム上の制約が原因です。

このような事態に備え、相手にはっきりと伝える準備をしておくことが賢明です。例えば、以下のように伝えることができます。

“Please note that Japanese banks do not use the IBAN system. The key information for a transfer to Japan is the SWIFT/BIC code and my account number. If the IBAN field is mandatory, please try entering my account number there or contact your bank for instructions on how to send funds to a non-IBAN country.”

(日本の銀行はIBANシステムを使用していない点にご留意ください。日本への送金で重要な情報はSWIFT/BICコードと私の口座番号です。もしIBANの入力欄が必須の場合は、そこに私の口座番号を入力するか、IBAN非対応国への送金方法について貴社の銀行にお問い合わせください。)

ABAルーティングナンバーとは

ABA Routing Numberは、米国内の銀行間送金で使われる9桁のコードです。したがって、海外から日本へ送金を受け取る場合には全く関係ありません。米国の送金者が慣習で尋ねてくることがありますが、IBANと同様に「不要である」と伝えましょう。

中継銀行 (Intermediary Bank / Correspondent Bank) が必要になるケース

役割

送金元の銀行と受取先の銀行が直接的な取引契約(コルレス契約)を結んでいない場合、送金は第三の銀行を経由して行われます。この「仲介役」となる銀行を中継銀行(Intermediary Bank)と呼びます。お金は、この中継銀行をバケツリレーのように経由して、最終的な受取口座に届けられます。

いつ情報が必要か

三菱UFJ銀行などのメガバンクへの送金では、銀行が最適なルートを自動的に選択するため、送金者が中継銀行の情報を指定する必要はほとんどありません。しかし、楽天銀行やゆうちょ銀行など、一部のネット銀行や特定の金融機関では、送金を受け取るために、あらかじめ指定された中継銀行の情報を送金者に伝えてもらう必要があります。

これは非常に重要なポイントで、この情報が欠けていると送金が届きません。利用している銀行が中継銀行の指定を必要とするか、必ず公式サイトで確認してください。

手数料

中継銀行は、その仲介業務に対して手数料を徴収します。この手数料は、多くの場合、送金額から直接差し引かれます。そのため、送金されたはずの金額よりも受け取る金額が少なくなることがあります。これは、海外送金では一般的に発生するコストです。

メールと請求書で使える英語表記テンプレート

理論を学んだら、次はいよいよ実践です。ここでは、コピー&ペーストしてすぐに使える、間違いのないテンプレートを提供します。これを使えば、誰でもプロフェッショナルで分かりやすい情報伝達が可能になります。

振込先を伝える英文メールテンプレート

海外の取引先や雇用主などに振込先情報を伝える際の、最も標準的で網羅的なメールテンプレートです。必要な情報を追記・修正してご活用ください。

Subject: Bank Details for Invoice #[請求書番号] / Payment

Dear [相手の名前],

Thank you for your message.

Please find our bank account details below for the wire transfer.


Beneficiary Bank Information Bank Name: [銀行の英語正式名称] SWIFT/BIC Code: [SWIFTコード] Bank Address: [銀行の英語住所]

Beneficiary Information Beneficiary Name: [あなたの英語名または英語社名] Beneficiary Account Number: [店番号3桁-口座番号7桁] Beneficiary Address: [あなたの英語住所]

(If required) Intermediary Bank Information Intermediary Bank Name: [中継銀行の英語名称] Intermediary Bank SWIFT/BIC: [中継銀行のSWIFTコード]

Please let me know if you require any further information.

Best regards,

[あなたの名前]

英語の請求書 (Invoice) に記載する振込先情報の書き方

英語の請求書では、支払い情報を記載するセクションを設けるのが一般的です。見出しはBank Details、Payment Information、あるいはRemittance Informationなどが使われます。その下に、送金に必要な情報を箇条書きで分かりやすく記載します。

以下は、請求書に記載する際のシンプルな例です。

Payment Information

Bank Name: MUFG BANK, LTD.

SWIFT Code: BOTKJPJT

Account Holder’s Name: ABC CO., LTD.

Account Number: 123-4567890

Bank Address: 2-7-1, Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-8388, Japan

この形式で記載すれば、どの国の経理担当者でも必要な情報をすぐに見つけることができます。

日本の名前・住所・会社名の正しい英語表記法

日本の名前・住所・会社名の正しい英語表記法

海外送金では、銀行情報だけでなく、受取人自身の名前や住所の表記も重要です。日本の固有名詞を英語でどう書くか、そのルールをここで完全にマスターしましょう。

個人名と法人名の英語表記

個人名

国際的な標準では、「名(Given Name)姓(LAST NAME)」の順で表記します。例えば、「山田 太郎」であればTaro YAMADAとなります。ローマ字の綴りは、パスポートなどで使用されるヘボン式に統一するのが最も安全です。

法人名

日本の「株式会社」には、いくつかの一般的な英語表記があります。どの表記を選ぶかは会社自身が決定しますが、一度決めたら統一して使用することが重要です。英語表記は必ず会社名の後に付けます。

  • Co., Ltd. (Company, Limited)
    日本やアジアの企業で非常に広く使われている伝統的な表記です。有限責任の会社であることを示します。
  • Inc. (Incorporated)
    アメリカで主流の表記で、法人化されていることを意味します。楽天(Rakuten, Inc.)など、日本のIT企業や新しい企業が好んで使う傾向があります。
  • Corp. (Corporation)
    これもアメリカでよく使われる表記で、比較的規模の大きな企業を指すニュアンスがあります。ソフトバンク(SoftBank Group Corp.)などが使用しています。
  • K.K. (Kabushiki Kaisha)
    「株式会社」のローマ字読みの略ですが、日本独自の表記であるため、海外の相手には意味が通じない可能性があります。国際的な取引では、Co., Ltd.、Inc.、Corp.のいずれかを使用することを強く推奨します。

日本の住所の英語表記について

英語での住所表記の最大のルールは、「小さい単位から大きい単位へ」と、日本語とは逆の順序で書くことです。

基本の順序

[部屋番号・建物名], [番地], [町名], [市区町村], [都道府県], [郵便番号], [国名]

となります。

建物名・部屋番号

部屋番号の前にはシャープ記号#を付けるのが一般的です(例:#303)。建物名は、外国語由来の名前であっても、配達員が読みやすいようにローマ字で表記するのが親切です(例:Soleil Heights→Soreiyu Haitsu)。

丁目・番地・号

「西新宿2丁目8番1号」のような住所は、数字をハイフンでつなぎ、2-8-1 Nishi-Shinjukuのように表記します。2-chomeと書くこともできますが、数字だけの方がシンプルで分かりやすいです。

市区町村・都道府県

「千代田区」はChiyoda-ku、「東京都」はTokyoのようにローマ字で表記します。「市(-shi)」や「県(-ken)」といった接尾辞は付けても付けなくても構いませんが、海外宛の手紙などでは省略されることも多いです。

住所表記の具体例

日本語: 〒163-8001 東京都 新宿区 西新宿 2-8-1 都庁第一本庁舎 10階

英語: 10F, Tokyo Metropolitan Government Building 1, 2-8-1 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 163-8001, Japan

日本の主要銀行別 英語情報リファレンス

ここまで解説してきた情報を、日本の主要な銀行ごとに一覧としてまとめました。このセクションをブックマークしておけば、いつでも必要な情報を素早く確認できます。銀行の情報は変更される可能性があるため、最終的には必ず各銀行の公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。

三菱UFJ銀行 (MUFG BANK, LTD.)

  • SWIFT/BICコード: BOTKJPJT
  • 中継銀行: 通常は指定不要です。
  • 備考: 11桁のコードを求められた場合は、末尾にXXXを加えて「BOTKJPJTXXX」とします。

三井住友銀行 (SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION)

  • SWIFT/BICコード: SMBCJPJT
  • 中継銀行: 通常は指定不要です。
  • 備考: 11桁のコードを求められた場合は、末尾にXXXを加えて「SMBCJPJTXXX」とします。

みずほ銀行 (MIZUHO BANK, LTD.)

  • SWIFT/BICコード: MHCBJPJT
  • 中継銀行: 通常は指定不要です。
  • 備考: 11桁のコードを求められた場合は、末尾にXXXを加えて「MHCBJPJTXXX」とします。

ゆうちょ銀行 (JAPAN POST BANK, CO., LTD)

  • SWIFT/BICコード: JPPSJPJ2
  • 中継銀行: 指定が必須です。
  • 備考: 中継銀行としてドイツ銀行の情報が必要となります。詳細は必ず公式サイトで確認してください。

楽天銀行 (RAKUTEN BANK, LTD.)

  • SWIFT/BICコード: RAKTJPJT
  • 中継銀行: 指定が必須です。
  • 備考: 中継銀行は三井住友銀行(SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION / SWIFT: SMBCJPJT)です。

この情報から分かるように、特にゆうちょ銀行や楽天銀行を利用している場合は、中継銀行の情報も併せて伝えなければならない点が極めて重要です。ご自身の銀行がどちらのタイプに属するかを把握しておくことが、トラブルを未然に防ぎます。

まとめ 自信を持って海外送金手続きを進めるために

海外送金のために「振込先」を英語で伝えることは、もはや特別なスキルではありません。正しい知識と準備があれば、誰でもスムーズかつ正確に行うことができます。最後に、本記事の要点を再確認しましょう。

  • 正確性がすべて
    国際送金では、名前、住所、口座番号、各種コードなど、すべての情報が完全に一致している必要があります。少しのタイプミスが大きな遅延やトラブルに繋がるため、伝える前には必ず複数回確認する習慣をつけましょう。
  • コンテキストが重要
    「振込先」を表す英語は、状況によって使い分けるのがプロフェッショナルです。銀行の公式書類ではBeneficiary、請求書ではPayee、一般的なメールではBank Detailsといったように、最適な言葉を選びましょう。
  • コードを理解する
    SWIFTコードは銀行を特定する国際的な識別番号です。一方で、IBANやABAは日本の銀行では使われていません。この事実を知っておくだけで、海外の送金者からの予期せぬ質問にも冷静に対応できます。
  • テンプレートを活用する
    本記事で紹介したメールや請求書のテンプレートを活用することで、情報の抜け漏れを防ぎ、誰が見ても分かりやすい形で情報を伝えることができます。
  • 銀行ごとの違いに注意する
    メガバンクとネット銀行では、中継銀行の情報の要否など、求められる情報が異なる場合があります。ご自身の利用する銀行のルールを事前に確認しておくことが、最後の鍵となります。

この記事で得た知識は、あなたのグローバルな活動を力強くサポートする武器となります。もう、英語での振込先情報のやり取りに臆することはありません。自信を持って、世界との取引を円滑に進めていきましょう。

この記事の投稿者:

hasegawa

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