領収書の基礎知識

宛名なしの領収書でも法律上問題はない?

最終更新日:

領収書 名前なし

領収書の宛名が空欄のまま渡されたとき、それを経費として処理できるのか、消費税の仕入税額控除に使えるのかは、発行元の業種取引金額どの税目の話かという3つの条件で変わります。「宛名なしでも問題ない」と一律に言えるものではありません。

このページでは要点のみを整理しています。判定の手順、宛名の記載が不要になる業種とその法的根拠、宛名を自分で書き加えてはいけない理由、宛名の記載を断られたときの実務対応まで通して知りたい方は、以下の詳細ガイドをご覧ください。

宛名なし・あり領収書の正しい書き方を解説!【見本付き】訂正方法や注意点もご紹介

宛名なしの領収書|おさえておきたい4つの要点

  • 宛名の記載が不要な業種がある:小売業、飲食店業、写真業、旅行業、タクシー業、駐車場業(不特定かつ多数の者に対するものに限る)およびこれらに準ずる事業は、「適格簡易請求書(簡易インボイス)」を交付できるため、宛名にあたる「書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称」の記載が不要とされています(消費税法57条の4第2項、消費税法施行令70条の11)。
  • 宛名が不要でも、他の記載事項は必要:宛名が省略できる場合でも、登録番号や税率ごとに区分した金額などの記載事項は必要です。「宛名がなくてよい」=「何も書かなくてよい」ではありません。
  • 消費税と法人税・所得税は別の制度:消費税の仕入税額控除は帳簿と適格請求書等の保存が要件ですが、法人税・所得税の損金・必要経費は取引の事実と事業関連性の立証によって判断されます。同じ領収書でも税目によって結論が変わり得ます。
  • 空欄に自分で宛名を書き加えるのは避ける:記載事項に誤りや不足がある場合、原則として売手側が修正した書類を交付する必要があります。買手が勝手に書き加える行為は、私文書偽造・変造にあたるおそれがあります。

それぞれの詳しい判定基準と実務上の対応方法は、宛名なし・あり領収書の正しい書き方を解説!【見本付き】訂正方法や注意点もご紹介で解説しています。

関連記事

この記事の投稿者:

reg@olta.co.jp

領収書の基礎知識の関連記事

領収書の基礎知識の一覧を見る

\1分でかんたんに請求書を作成する/
いますぐ無料登録