ファクタリングの基礎知識

ファクタリングの手数料相場はいくら?2社間・3社間の違いから内訳・抑えるコツまで徹底解説

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ファクタリング 手数料 相場

売掛金を早期に現金化できるファクタリングは、銀行融資よりもスピーディに資金を調達できる手段として、中小企業や個人事業主に広く利用されています。しかし、いざ利用を検討すると「ファクタリング 手数料 相場はいくらなのか」「思ったより費用が高くつかないか」といった不安を持つ方が少なくありません。

手数料は調達できる金額に直結するため、相場観を持たずに契約すると、本来受け取れたはずの資金を大きく目減りさせてしまうこともあります。

この記事では、ファクタリング手数料の相場を2社間・3社間それぞれの契約形態に分けて整理したうえで、手数料の内訳、手数料が決まる要因、手数料を抑えるための具体的なコツ、見落としがちな諸費用や注意点までを網羅的に解説します。

これから資金調達を検討している事業者の方が、適正な手数料かどうかを自分で判断できるようになることを目指した内容です。なお、相場は時期や会社、案件の条件によって変動するため、本記事の数値はあくまで目安として捉えてください。

ファクタリングの手数料相場はどのくらい?

ファクタリングの手数料は、契約形態によって大きく異なります。一般的に流通している情報を整理すると、2社間ファクタリングは3社間ファクタリングよりも手数料が高くなる傾向があり、これは後述するリスク構造の違いによるものです。まずは契約形態ごとの相場をおおまかに把握しておきましょう。

2社間ファクタリングの手数料相場

2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2者だけで契約を行う形態です。売掛先に通知せず資金調達できるメリットがある一方で、手数料の相場はおおむね8%から18%程度とされることが多く、案件の条件によっては10%から30%といった幅広いレンジで提示されるケースもあります。

たとえば額面100万円の売掛債権を手数料15%で売却した場合、差し引かれる費用は15万円となり、手元に入るのは85万円程度という計算になります。 近年はオンライン完結型のサービスが普及したことで、条件次第では1%台から数%程度の低い手数料を提示する会社も登場しています。ただし、こうした最安水準は信用力の高い売掛先や良好な取引実績が前提となることが多く、すべての利用者が同じ条件を受けられるわけではない点には留意が必要です。

提示された手数料が相場の上限に近い、あるいは超えている場合は、なぜその水準になるのかを担当者に確認し、根拠が曖昧なまま契約しないようにしましょう。 2社間の手数料が高めになるのは、売掛先に通知せず取引を進める分、ファクタリング会社が負う回収リスクが大きくなるためです。利用者が売掛先から代金を回収し、それをファクタリング会社へ支払うという流れになるため、万一その入金が滞ると会社側が損失を被ります。スピードと秘匿性を優先する代わりに、相応のコストがかかると理解しておくと、手数料の妥当性を判断しやすくなります。

3社間ファクタリングの手数料相場

3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者が関与する形態で、売掛先に債権譲渡を通知し、承諾を得たうえで取引を行います。売掛先がファクタリング会社へ直接支払いを行うため未回収リスクが低く、手数料の相場はおおむね2%から9%程度と、2社間に比べて大幅に低く設定される傾向があります。

会社によっては1%程度からの提示も見られます。 同じ額面100万円の売掛債権でも、3社間で手数料5%なら差し引かれるのは5万円で、手元に95万円程度が残る計算になります。仮に2社間の手数料15%と比較すると、同じ債権でも手取り額に10万円もの差が生じることになります。2社間との差額は、そのまま回収リスクの差を反映していると考えるとわかりやすいでしょう。

資金繰りに余裕があり、売掛先に債権譲渡を知られても問題ない場合は、3社間を選ぶことでコストを抑えやすくなります。 一方で3社間は売掛先の承諾を得る手続きが必要なため、現金化までに数日から1週間程度かかることもあり、即日での資金調達には向きません。また、売掛先に資金繰りの状況を知られることを懸念する場合には選びにくいという面もあります。手数料の低さだけでなく、スピードや売掛先との関係性も含めて、どちらの形態が自社に合うかを判断することが大切です。

相場をまとめると

  • 2社間ファクタリング:おおむね8%から18%程度(条件により10%から30%のケースもあり)
  • 3社間ファクタリング:おおむね2%から9%程度(1%程度からの提示も)
  • オンライン完結型:条件が整えば1%台からの低手数料も見られる
  • いずれも売掛先の信用力や債権額、支払期日までの期間によって変動する

ファクタリング手数料の内訳

ファクタリングで提示される費用は、買取手数料だけではありません。契約形態や会社によっては、複数の費用項目が組み合わさって総額が決まります。提示された手数料率が低くても、別途諸費用が加わると実質的な負担が増えることがあるため、内訳を理解しておくことが大切です。代表的な内訳は次のとおりです。

基本となる買取手数料

買取手数料は、ファクタリング会社が売掛債権を買い取る対価として差し引く中心的な費用で、前述の相場はこの部分を指すのが一般的です。リスクの大きさに応じて料率が決まり、総額の大半を占めます。なお、売掛債権(金銭債権)の譲渡は消費税法上の非課税取引に当たるため、買取手数料そのものには消費税はかからないとされています。

債権譲渡登記に関する費用

2社間ファクタリングでは、債権の二重譲渡を防ぐ目的で債権譲渡登記を求められることがあります。登記には登録免許税として1件あたり7,500円程度がかかるほか、手続きを司法書士に依頼する場合は報酬として5万円から10万円程度が発生するのが一般的です。なお債権譲渡登記は法人のみが対象で、個人事業主は登記そのものができないため、この費用は発生しません。

印紙税・事務手数料・振込手数料など

契約書を紙で作成する場合は印紙税がかかることがあり、記載金額に応じて定められています。一方、電子契約であれば印紙税は不要です。このほか、審査や契約事務にかかる事務手数料として数千円から数万円程度、買取代金を振り込む際の振込手数料などが別途請求される場合があります。

登録免許税自体は非課税ですが、司法書士報酬や交通費といった付随費用には消費税が課税される点も覚えておきましょう。 なお、これらの諸費用は会社や契約形態によって発生の有無が異なります。オンライン完結型で電子契約・債権譲渡登記なしのプランであれば、印紙税や登記費用がそもそもかからず、買取手数料以外の負担をほとんど気にせずに済むケースもあります。逆に、料率が低くても登記費用や事務手数料がかさみ、トータルで割高になることもあるため、内訳を一つひとつ確認する姿勢が欠かせません。

諸費用の例(あくまで目安)

  • 買取手数料:相場の中心となる費用。2社間で8%から18%程度、3社間で2%から9%程度
  • 債権譲渡登記の登録免許税:1件あたり7,500円程度(法人のみ・2社間で求められる場合)
  • 司法書士報酬:5万円から10万円程度(登記を依頼する場合)
  • 印紙税:紙の契約書の場合に発生。電子契約なら不要
  • 事務手数料・振込手数料:数千円から数万円程度が別途かかることがある

手数料が決まる主な要因

同じファクタリング会社でも、提示される手数料は案件ごとに変わります。これは、ファクタリング会社が売掛債権の未回収リスクをどう評価するかによって料率が決まるためです。手数料を左右する代表的な要因を理解しておくと、自社の条件がどう評価されやすいかを予測しやすくなります。

売掛先の信用力

手数料を決める最も大きな要因が、売掛先の信用力です。上場企業や官公庁など支払能力が高い相手への売掛債権は未回収リスクが低いと判断され、手数料が抑えられやすくなります。逆に、経営状態が不安定な企業や設立間もない取引先への債権は、リスクが高いと評価されて手数料が高めに設定される傾向があります。重要なのは、利用者自身ではなく売掛先の信用力が評価の中心になる点です。

契約形態(2社間か3社間か)

前述のとおり、2社間と3社間では回収リスクの構造が異なるため、手数料に差が出ます。3社間は売掛先が直接ファクタリング会社へ支払うことでリスクが下がり、手数料が低くなります。一方、2社間は利用者が一度回収した代金をファクタリング会社へ支払う流れになるため、その分のリスクが料率に上乗せされます。

債権額・支払期日までの期間・取引実績

債権の額面が大きいほど、ファクタリング会社にとっての収益効率が良くなるため、手数料率は下がりやすい傾向があります。また、支払期日が近い債権は早期に回収できる見込みが高く、リスクが小さいため手数料が低くなりやすい一方、期日が遠い債権は回収までに売掛先の状況が変化するリスクがあり、料率が上がる傾向にあります。加えて、同じ会社と継続的に取引している実績があると信頼関係が評価され、手数料の引き下げにつながることもあります。

掛目(かけめ)も確認する

手数料とあわせて確認したいのが掛目です。掛目とは、売掛債権の額面に対していくらまで買い取ってもらえるかを示す割合で、債権額の75%から90%程度が目安とされます。掛目が設定されている場合、額面の一部が留保されることがあるため、手数料率だけでなく、最終的に手元へ入る金額で比較することが重要です。

ファクタリング 手数料 相場

ファクタリングの手数料を抑えるコツ

手数料は固定ではなく、利用者の工夫である程度コントロールできる余地があります。少しの手間で実質的な調達コストを下げられるため、以下のポイントを意識して取引に臨みましょう。

複数社から相見積もりを取る

最も効果的なのが、複数のファクタリング会社へ同じ売掛債権を提示し、相見積もりを取る方法です。会社ごとにリスク評価や料率設定の基準が異なるため、比較するだけで条件の良い会社を見つけやすくなります。他社の見積もりを材料に交渉できる場合もあり、結果として手数料を引き下げられる可能性があります。

オンライン完結型のサービスを活用する

オンライン完結型のファクタリングは、店舗運営や対面審査にかかるコストを抑えられる分、手数料を低めに設定している傾向があります。来店や出張対応が不要なため出張費用などの諸費用も発生しにくく、スピード面でも有利です。費用を抑えたい場合は、まずオンライン対応のサービスを候補に入れると良いでしょう。

3社間を選ぶ・信用力の高い債権を提示する

売掛先に債権譲渡を知られても問題なければ、手数料の低い3社間ファクタリングを選ぶのが有効です。また、複数の売掛債権がある場合は、信用力の高い売掛先の債権を選んで提示することで、より低い手数料を引き出しやすくなります。支払期日が近い債権を優先的に活用するのも効果的です。

継続利用で信頼関係を築く

同じファクタリング会社を継続的に利用し、期日どおりの支払い実績を積み重ねると、信頼関係が評価されて2回目以降の手数料が下がるケースがあります。資金調達を繰り返す可能性がある場合は、初回の条件だけでなく、長期的に付き合いやすい会社かどうかも含めて検討すると良いでしょう。

手数料に関する注意点

手数料の安さだけに注目すると、かえって不利な契約を結んでしまうおそれがあります。トラブルを避けるため、契約前に次の点を必ず確認しておきましょう。

手数料率だけでなく手取り額で比較する

手数料率が低く見えても、債権譲渡登記費用や事務手数料などの諸費用が別途かかると、実質的な負担が大きくなることがあります。比較の際は料率だけで判断せず、諸費用を含めて最終的に手元へ入る金額がいくらになるかを必ず確認してください。見積もり段階で諸費用の有無と金額を明示してもらうことが大切です。

相場から大きく外れた条件には注意する

相場を大幅に上回る手数料を提示してくる場合や、手数料の内訳を明確に説明しない会社には注意が必要です。ファクタリングは債権の売買であり、貸付ではありません。償還請求権を付けた契約や、実態が貸付に近いものは、貸金業の登録なく行えば法的に問題となる可能性があります。契約形態や手数料の妥当性に疑問があるときは、安易に契約せず、信頼できる専門家へ相談することをおすすめします。

よくある質問

ファクタリングの手数料は交渉できますか?

交渉できる場合があります。特に、複数社の相見積もりを取って他社条件を示したり、信用力の高い売掛先の債権を提示したりすると、手数料の引き下げに応じてもらえることがあります。ただし、会社のリスク評価基準によっては交渉が難しいケースもあるため、過度な期待は禁物です。

手数料に消費税はかかりますか?

ファクタリングの基本となる買取手数料には、原則として消費税はかからないとされています。これは債権の譲渡が非課税取引にあたるためです。ただし、債権譲渡登記を依頼する際の司法書士報酬や交通費など、付随する一部の費用には消費税が課税される場合があります。

個人事業主でも利用できますか?手数料は変わりますか?

個人事業主でも利用できるファクタリング会社は多くあります。ただし、債権譲渡登記は法人のみが対象のため、個人事業主は登記費用が発生しない一方、登記が使えないことを理由に手数料がやや高めに設定されることもあります。利用の可否や条件は会社によって異なるため、事前に確認しましょう。

手数料の相場は今後どう変わりますか?

オンライン完結型サービスの普及や事業者間の競争により、全体として手数料は下がりやすい環境にあるといわれています。ただし、相場は経済状況や各社の方針、案件の条件によって変動するため、利用するタイミングで複数社から最新の見積もりを取り、その時点の相場を確認することが大切です。

まとめ

ファクタリングの手数料相場は、2社間でおおむね8%から18%程度、3社間でおおむね2%から9%程度が目安とされ、契約形態によって大きく異なります。この差は、売掛先からの回収リスクをどう負担するかという構造の違いから生まれるものです。

手数料の総額は買取手数料を中心に、債権譲渡登記費用、印紙税、事務手数料などの諸費用を加えて決まるため、提示された料率だけでなく、最終的に手元へ入る金額で比較することが欠かせません。 手数料を抑えたい場合は、複数社から相見積もりを取る、オンライン完結型を活用する、信用力の高い債権や3社間を選ぶ、継続利用で信頼関係を築くといった工夫が有効です。

一方で、相場から大きく外れた条件や内訳が不透明な契約には注意し、必要に応じて専門家へ相談しましょう。資金調達の手段はファクタリングだけではありません。自社の状況に合った方法を選ぶために、複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。資金繰りや経理に関する情報収集の際は、請求業務を効率化できるサービスの活用もあわせて検討してみてください。詳しくはINVOYや、クラウドファクタリングを提供するOLTAも参考になります。

この記事の投稿者:

hasegawa

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