
銀行でお金を借りることを検討しているものの、「審査が厳しいと聞いた」「時間がかかりそう」「自分は通るだろうか」と不安を感じていませんか。銀行ローンは金利が低く信頼性が高い一方で、申し込む前に知っておくべきデメリットが複数あります。
この記事を読むことで、銀行でお金を借りる際の7つのデメリットとその対処法を理解できます。審査の仕組みや必要書類、信用情報への影響まで具体的に解説しますので、借り入れを検討している個人・個人事業主・中小企業の経営者の方でも、ご自身の状況に照らし合わせながら判断できます。
銀行ローンのデメリットを把握した上で借り入れ方法を選択することで、資金調達で後悔するリスクを大幅に減らせます。審査落ちや長い待ち時間に焦る前に、ぜひこの記事でポイントを押さえてください。
目次
銀行でお金を借りる前に知っておくべき3つの基礎知識
銀行でお金を借りるデメリットを理解するためには、まず銀行ローンの基本的な仕組みを把握しておく必要があります。銀行のローン商品にはいくつかの種類があり、それぞれ条件や特徴が異なります。
銀行ローンの種類と特徴
銀行でお金を借りる方法には、主に以下の種類があります。
・カードローン:限度額の範囲内で繰り返し借り入れできる自由度の高いローンです。使途が自由で、コンビニATMなどから引き出せるケースが多く、金利は年3〜14.6%程度が一般的です。
・フリーローン(多目的ローン):使途が比較的自由なローンです。一括で融資を受ける形式が主流で、カードローンより金利が低めに設定されていることがあります。
・目的別ローン:住宅ローン・マイカーローン・教育ローンなど、使途が限定されたローンです。使途が限定される分、金利が低く設定されています。住宅ローンの場合、年0.5〜2%台という低金利での借り入れも可能です。
・事業融資(ビジネスローン):個人事業主や法人が事業資金を調達するために利用するローンです。事業計画書や財務諸表の提出が必要になる場合があり、審査基準も個人向けローンと異なります。
これらの銀行ローンは、共通して「審査」というプロセスを経て借り入れが可能になります。この審査の厳しさがデメリットにつながることを、まず理解しておいてください。
銀行と消費者金融の違い
銀行と消費者金融の最大の違いは、適用される法律と金利水準です。
銀行は「銀行法」に基づいて運営されており、貸金業法の適用は受けません。一方、消費者金融(アコム・プロミス・アイフルなど)は「貸金業法」の規制下に置かれています。この法律の違いが、借入条件に大きく影響します。
金利面では、銀行カードローンの上限金利は多くの場合年14.6%程度に設定されているのに対し、消費者金融の上限金利は年18%程度となっています。つまり、銀行のほうが一般的に金利は低いといえます。
一方、スピード面では消費者金融が大きくリードしています。消費者金融の多くは最短即日融資に対応していますが、銀行カードローンで即日融資が可能なケースはまれです。審査のスピードと融資実行までのスピードの遅さが、銀行でお金を借りる際の代表的なデメリットとなっています。
総量規制が銀行には適用されない理由
消費者金融には「総量規制」という規制があります。これは貸金業法第13条の2に基づく制度で、貸金業者が個人に貸し出せる金額を、その人の年収の3分の1を上限と定めたものです。例えば年収300万円の方であれば、消費者金融からの借入合計が100万円を超えてはならないということになります。
この総量規制は、消費者金融などの貸金業者に適用されますが、銀行には適用されません。銀行は貸金業法の規制対象外だからです。そのため、理論的には年収の3分の1を超えた金額を銀行から借りることもできます。
ただし、銀行は独自の審査基準を設けており、返済能力を超えた貸し出しを行わないよう社内で管理しています。「総量規制がないから無制限に借りられる」というわけではなく、実際には慎重な審査の結果、融資額が制限されることがほとんどです。
銀行でお金を借りる7つのデメリット
銀行でお金を借りることには多くのメリットがある一方、見過ごせないデメリットも存在します。以下では7つのデメリットをそれぞれ詳しく解説します。
デメリット1 審査が厳しく通過率が低い
銀行でお金を借りる場合、審査の基準は消費者金融よりも厳しい傾向があります。銀行は預金者から集めた資金を運用する立場であり、不良債権の発生を極力避けるため、融資先の信用力を厳密に評価します。
審査で重視される主な要素は以下の通りです。
・年収と安定性(正社員か否か、継続年数)
・信用情報の状態(過去の延滞・債務整理歴)
・他社への借入状況
・勤務先の規模や業種
特に、過去に債務整理(自己破産・任意整理など)を行った経歴がある場合や、クレジットカードの返済を長期間延滞した履歴がある場合は、銀行の審査を通過することが非常に困難です。消費者金融の審査は比較的柔軟な場合がありますが、銀行はより保守的な審査を実施することが多いです。
個人事業主やフリーランスの場合は、所得の証明が複雑になりやすく、会社員と比較してさらに審査が厳しくなる傾向があります。事業実績が浅い場合や収入が不安定な業種では、審査に落ちるリスクが高くなります。
デメリット2 融資実行まで時間がかかる
銀行のローン審査は、消費者金融と比べて時間がかかります。消費者金融では最短即日〜数時間での融資実行が可能なケースがありますが、銀行カードローンは数日〜1週間程度、事業融資の場合は1カ月以上かかることもあります。
なぜ時間がかかるのでしょうか。銀行の審査プロセスは複数の担当者が関与する構造になっているためです。融資の申し込みを受けてから、営業担当者による書類確認・審査部門による与信判断・経営陣による承認といった複数のステップを経る必要があります。
特に事業融資の場合は、申し込みから融資実行まで以下のような流れが必要です。
1. 申し込み・書類提出(1〜2週間)
2. 審査・ヒアリング(2〜4週間)
3. 融資決定・契約(1週間)
4. 実行(1〜3営業日)
急ぎで資金が必要な場面では、銀行融資の遅さが大きなデメリットとなります。「今月末の支払いに間に合わない」という急場では、銀行融資は適した選択肢とはいえません。
デメリット3 必要書類が多く準備に手間がかかる
銀行のローン審査には、多くの書類を準備する必要があります。消費者金融のカードローンであれば本人確認書類と収入証明書程度で申し込めるケースが多いですが、銀行ではより多くの書類を求められます。
個人向けカードローンの場合でも、以下の書類が必要になることがあります。
・本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・収入証明書(源泉徴収票・給与明細・確定申告書など)
・健康保険証
・印鑑
事業融資の場合はさらに多くの書類が必要です。
・決算書(直近2〜3期分)
・確定申告書(個人事業主の場合)
・事業計画書
・試算表・資金繰り表
・代表者の本人確認書類・印鑑証明書
・納税証明書
これらの書類を揃えるだけでも数週間かかる場合があり、特に設立間もない企業や個人事業主には大きな負担となります。書類の不備があると審査が遅れたり、再提出を求められたりすることもあります。
デメリット4 信用情報に申し込み履歴が残る
銀行にローンを申し込むと、その履歴がCIC(指定信用情報機関)やJICC(日本信用情報機構)などの信用情報機関に記録されます。この記録は「申し込み情報」として一般的に6カ月間保有されます。
短期間に複数のローンや金融機関に申し込みを繰り返すと、「お金に困っているのではないか」「他社で断られたのではないか」と判断される可能性があります。これをいわゆる「申し込みブラック」と呼ぶことがあります。複数申し込みによる審査への影響を避けるため、申し込みは慎重に検討することが重要です。
また、実際に借り入れをした後は、借入残高や返済状況が信用情報に反映されます。返済を遅滞なく行っている場合は問題ありませんが、返済を61日以上延滞した場合などは「異動情報(いわゆるブラック情報)」として記録され、以後の借り入れに大きな影響を与えます。
信用情報に問題が生じると、住宅ローンやマイカーローンなど他のローンの審査にも影響するため、銀行からの借り入れは慎重に管理することが必要です。
デメリット5 在籍確認の電話がかかる場合がある
銀行のローン審査では、申し込み者が本当に申告した勤務先に在籍しているかを確認するために、「在籍確認の電話」が行われる場合があります。この電話は申し込み者の職場に直接かかってくるため、「職場にローンの申し込みをしていることを知られたくない」という方には大きなデメリットとなります。
在籍確認の電話は通常、金融機関名ではなく担当者の個人名を名乗って行われます。また、「お借り入れの件で」などとは伝えず、個人名だけを告げて本人に取り次いでもらう形式が多いため、直接バレる可能性は低いとされています。しかし、職場によっては個人的な電話に敏感な場合があり、気にする方もいます。
最近では、書類や給与明細の提出によって在籍確認を代替できる銀行も増えています。プライバシーを重視する方は、申し込み前に「在籍確認の方法」を各銀行に確認しておくとよいでしょう。
デメリット6 担保・保証人が必要なケースがある
個人向けのカードローンやフリーローンでは担保や保証人が不要なケースが多いですが、事業向け融資や高額のローンを利用する場合には担保や保証人を求められることがあります。
担保付き融資のデメリットは以下の通りです。
・不動産などを担保に入れると、返済できない場合に担保物件を失うリスクがある
・担保の設定手続きに時間とコストがかかる
・担保の評価によって融資可能額が変わる
保証人については、個人保証を求められることがあります。連帯保証の場合、保証人は債務者と同等の責任を負うことになり、債務者が返済不能になった場合に保証人に直接請求が来ます。保証人を依頼される側も引き受ける側も大きな負担となるため、個人的な関係にも影響することがあります。
近年では、政府の方針もあり中小企業への経営者保証を不要とする動きが進んでいます。「経営者保証に関するガイドライン」(2013年策定)によって、一定条件を満たす企業は経営者個人の連帯保証なしで融資を受けられる可能性があります。申し込む前に金融機関に相談することをおすすめします。
デメリット7 即日融資に対応していない
急ぎで資金が必要な場合、銀行ローンは不向きです。消費者金融では「最短即日融資」「申し込みから30分で審査完了」といったサービスが増えていますが、銀行の場合は即日融資に対応しているケースはほとんどありません。
銀行カードローンでも、審査通過から実際にカードが届くまでに数日〜1週間程度かかります。申し込みから使えるようになるまでの期間を考えると、急ぎの資金ニーズには対応できないことがほとんどです。
事業融資においては前述のように1カ月以上かかることもあり、「来週の支払いに間に合わせたい」「今月末の手形決済に対応したい」といったニーズには銀行融資では対応できません。急ぎの資金ニーズには、消費者金融のカードローンや後述するINVOYの請求書カード払いなど、別の手段を検討することが必要です。
銀行ローンの審査で重視される5つのポイント
デメリットを踏まえた上で、銀行ローンに申し込む場合は審査で重視されるポイントを把握しておくことが大切です。事前に準備できることを整えることで、審査通過の可能性を高められます。
年収と返済負担率
銀行ローンの審査では、申し込み者の年収が大きなウエイトを占めます。年収が高いほど返済能力が高いと判断され、審査通過の可能性が上がります。また、年収に対する借入総額の割合(返済負担率)も重要な指標です。
一般的に、返済負担率が年収の30〜35%を超えると審査に影響するといわれています。例えば、年収400万円の方が毎月10万円以上の返済をしている場合(年間返済額120万円)、返済負担率は30%となります。新たに借り入れをしようとすると、その分が加算されてさらに高い負担率となるため、審査が厳しくなります。
住宅ローンを既に組んでいる方が追加でカードローンを申し込む場合、住宅ローンの返済額もすべて含めて計算されます。既存の借入残高が多い場合は、一部を事前に返済してから申し込むことで審査通過率が上がる可能性があります。
信用情報の状態
信用情報は「クレジット取引の履歴情報」ともいわれ、ローンの審査において最も重視される要素の一つです。CICやJICC、KSCといった信用情報機関に蓄積された情報をもとに、返済能力が評価されます。
審査に影響するネガティブな信用情報としては以下が挙げられます。
・クレジットカードや各種ローンの返済延滞(特に61日以上または3カ月以上の延滞)
・債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)の実施
・過去のカードの強制解約
・短期間での複数申し込み
これらの情報は、完済後も5〜7年間(情報の種類によって異なる)は信用情報に残ります。過去に問題があった場合は、一定期間が経過してから申し込みをすることで審査通過の可能性が高まります。
事前に自分の信用情報を確認したい場合は、CICやJICC、KSCに本人申請することで、「信用情報開示報告書」を取得できます(各機関の手続きに沿って申請可能)。
勤続年数・雇用形態
銀行の審査では、安定した収入があるかどうかを確認するために、勤続年数と雇用形態を重視します。一般的に、正社員として同じ会社に長く勤めているほど審査では有利とされています。
・勤続年数:1年未満は不利になりやすく、3年以上あると安定性の面で評価されやすい
・雇用形態:正社員>契約社員・派遣社員>パート・アルバイトの順で評価されやすい傾向がある
転職直後や試用期間中の方は、審査が厳しくなる場合があります。また、勤務先の業種や企業規模も評価の一つとなります。上場企業や大手企業に勤めている場合は有利になりやすく、中小企業や設立間もない会社の場合は慎重に評価されることがあります。
個人事業主やフリーランスの場合は、事業の継続年数と安定した収入の証明が重要です。確定申告書2〜3年分で収入を証明できることが、審査通過のカギとなります。

銀行融資のメリットと向いているケース
デメリットを理解した上で、銀行ローンがどのような状況で有効なのかを把握しておくことも重要です。銀行ローンには消費者金融にない優れた点もあります。
銀行ローンが向いているケース
銀行でお金を借りることが適しているのは、以下のようなケースです。
・まとまった金額を低金利で長期返済したい場合:住宅ローンやマイカーローンのように、大きな金額を長期かつ低金利で借りたいときは銀行が最適です。住宅ローンでは年0.5%台の変動金利での借り入れも可能で、消費者金融のカードローン(年15〜18%)とは大きな差があります。
・審査を通過できる信用力・収入がある場合:十分な年収・勤続年数・良好な信用情報がある場合は、銀行ローンの恩恵を最大限に受けられます。
・急ぎではなく計画的に資金調達したい場合:住宅購入・設備投資など、事前に計画できる資金ニーズであれば、銀行ローンの審査時間のデメリットを回避できます。
・社会的な信用を維持したい場合:消費者金融よりも銀行からの借り入れは社会的な印象が良いケースもあります。住宅ローン審査等で消費者金融借入を嫌う銀行もあります。
審査に落ちた場合や急ぎの資金調達が必要なときの対処法
銀行ローンの審査に落ちた場合や、急ぎで資金が必要な場合の対処法をご紹介します。焦って複数の金融機関に同時申し込みをしてしまうと、信用情報に悪影響を及ぼす可能性があるため、計画的に対処することが重要です。
再申し込みまでの期間と準備
銀行ローンの審査に落ちた場合、申し込み履歴は信用情報に約6カ月間残ります。そのため、同じ銀行に再申し込みをする場合は、最低でも6カ月以上間を空けることが推奨されます。
再申し込みに向けた準備として以下のことを検討しましょう。
・現在の借入を返済して他社借入残高を減らす
・信用情報を確認してネガティブな情報が消えるまで待つ
・収入を安定させる(勤続年数を増やす・収入を増加させる)
・頭金を増やす(住宅ローンなどの場合)
・必要書類を揃えて不備がないようにする
審査落ちの理由は基本的に開示されませんが、自分の信用情報を確認することで問題の所在をある程度把握できます。CICやJICC、KSCへの情報開示申請(有料)を行い、自分の信用情報をチェックしてみましょう。
請求書払いを活用した資金繰り改善
個人事業主や中小企業が資金繰りに困った際、銀行融資以外の有効な手段として「請求書のカード払いサービス」があります。
INVOYの請求書カード払いサービスを使うと、通常は銀行振込で支払う請求書の支払いをクレジットカードで立替払いできます。クレジットカードの引き落としは最大60日後になるため、実質的に支払いを60日間延長することが可能です。
このサービスの特徴は以下の通りです。
・取引先への支払いを銀行振込で行うため、取引先の対応変更が不要
・クレジットカードのポイントを貯めながら支払いができる
・銀行融資の審査を経ることなく、当日〜数日で支払い延長が実現できる
・手数料は発生しますが、銀行融資を待つ間の機会損失と比較して検討できる
急ぎの支払いがある場合や、銀行融資の審査結果を待っている間のつなぎ資金として活用できます。
ファクタリングの活用
事業を行っている場合、売掛金(まだ回収できていない売上)がある場合はファクタリングも有効な選択肢です。
ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権をファクタリング会社に売却し、現金化する資金調達手法です。銀行融資とは異なり、売掛金という資産を売却するため、融資ではなく売買取引となります。
ファクタリングのメリットは以下の通りです。
・銀行融資より早く資金化できる(最短即日〜数日)
・信用情報の審査がなく、赤字決算や創業初期でも利用しやすい
・借入でないため財務上の負債として計上されない
・売掛先の信用力が重視されるため、自社の財務状況が悪くても利用できる場合がある
ただし、売掛金の額に応じた手数料(買取手数料)が発生するため、コスト面では銀行融資より高くなる場合があります。手数料率は2社間取引では10〜20%程度、3社間取引では1〜9%程度が相場とされています。
ファクタリングについて詳しくは、以下の記事もご参照ください。
よくある質問
銀行でお金を借りることに関するよくある質問をまとめました。
銀行のカードローンとキャッシングは何が違いますか?
銀行のカードローンとキャッシングは混同されがちですが、厳密には異なります。カードローンは銀行が提供する専用のローン商品で、専用のカードを使って借り入れを行います。一方、キャッシングはクレジットカードに付帯した借り入れ機能です。
金利面では、銀行カードローンは年3〜14.6%程度、クレジットカードのキャッシングは年15〜18%程度となっている場合が多く、銀行カードローンのほうが低金利です。また、銀行カードローンは貸金業法の規制外であり総量規制も適用されません。クレジットカードのキャッシングは貸金業法の適用を受けます。
急ぎでお金が必要な場合、クレジットカードのキャッシング機能はATMですぐに利用できますが、銀行カードローンの発行には数日かかります。それぞれの特徴を理解した上で使い分けることが大切です。
銀行融資の審査に落ちた後すぐに別の銀行に申し込んでもいいですか?
審査落ち直後に別の銀行に申し込むことは、避けることをおすすめします。ローンの申し込み情報は信用情報機関に約6カ月間登録されます。短期間に複数社に申し込むと、「お金に困っているのでは」と判断されて別の銀行でも審査に落ちるリスクが高まります。
審査落ちから少なくとも6カ月間は間を空け、その間に審査落ちの原因を分析・改善することをおすすめします。自分の信用情報を開示して問題がないか確認し、他社借入がある場合は一部返済を進めるなど、審査通過率を高める準備をしましょう。
急ぎで資金が必要な場合は、消費者金融のカードローンやINVOYの請求書カード払い、ファクタリングなど他の資金調達手段を検討することが現実的です。
個人事業主でも銀行からお金を借りられますか?
個人事業主でも銀行からお金を借りることは可能ですが、会社員と比較すると審査のハードルが高くなります。主な理由は、個人事業主は収入が不安定になりやすく、収入証明も確定申告書等に依存するため、銀行が返済能力を評価しにくいからです。
個人事業主が銀行融資を受ける際のポイントは以下の通りです。
・確定申告書(2〜3年分)を用意し、安定した収入を証明する
・事業計画書や資金繰り表を丁寧に作成する
・日本政策金融公庫や制度融資など、創業期向けの融資制度も検討する
・税金・社会保険料の滞納がないようにする
・事業専用の預金口座と個人口座を分ける
特に開業初年度や2年目は、実績が少なく審査が厳しいことが多いです。売上が安定し、黒字の確定申告が複数年分揃ってきてから申し込むのがベストなタイミングといえるでしょう。
資金繰りが厳しいときに銀行融資以外でおすすめの方法はありますか?
資金繰りが厳しい場合、銀行融資以外にもいくつかの方法があります。
・請求書のカード払いサービス(INVOY):支払いをクレジットカードで立替払いすることで、実質的に支払いを最大60日間延長できます。銀行融資と異なり審査なしで即日から利用できる点が特徴です。
・ファクタリング:売掛金を早期現金化できます。最短即日対応のサービスもあります。
・消費者金融カードローン:審査は早く即日融資も可能ですが、金利が高いため短期利用を想定すべきです。
・日本政策金融公庫の融資:創業者や中小企業向けの融資制度で、銀行より審査基準が柔軟なことがあります。
・補助金・助成金:返済不要の資金調達手段です。採択に時間がかかり、申請要件も厳しいですが活用できれば財務負担が軽減されます。
急場の対応から中長期の財務改善まで、状況に合わせて複数の方法を組み合わせることが効果的です。
中小企業の資金繰り改善策について詳しくはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
銀行でお金を借りる際の7つのデメリットと対処法について解説しました。主なポイントを振り返ります。
・審査が厳しく、信用情報・年収・勤続年数などが総合的に評価される
・融資実行まで数日〜1カ月以上かかる場合があり、急場には不向き
・必要書類が多く、準備に時間と手間がかかる
・申し込み履歴が信用情報に約6カ月残り、複数申し込みは避けるべき
・在籍確認の電話が職場にかかる場合がある
・高額融資や事業融資では担保・保証人を求められることがある
・即日融資への対応はほとんど期待できない
銀行ローンは金利の低さという大きなメリットがありますが、審査のハードルや時間のかかる点を理解した上で利用することが重要です。急ぎの資金調達や審査通過が難しいケースでは、消費者金融のカードローン、INVOYの請求書カード払い、ファクタリングなどを状況に応じて使い分けることをおすすめします。
資金調達の選択肢を広げ、自分のニーズに合った方法を選ぶことで、無駄なコストを抑えながら資金繰りを安定させることができます。



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